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うさぎの感情と仕草 | 要求 思春期 習性

普段はボ〜っとしているうさぎですが、よく観察してみると非常に感情豊かな動物であることがわかります。うさぎは鳴くことができないので、仕草や行動で感情を表現します。うさぎのボディランゲージを理解して、些細な行動でも見逃さないようにしましょう。

要求行動

手を舐める

何かを催促する時に手をよく舐めます。頭を撫でるのをやめると「もっと撫でて」と舐めてくることもあります。抱っこが嫌な時も「放して!」と舐めてきます。シャンプーをしていると「勘弁して下さい」と舐めてきます。おやつがほしい時も「おやつちょーだい!」と舐めてきます。そのときの状況に応じて対応しましょう。

ケージをかじる

非常に悩む行動です。単純に遊んでいる場合もありますが、ほとんどがお腹がすいた時やケージから出して欲しい時など、強い欲求の現れです。かじるたびに対応すると学習してクセになりますが、放っておくと不正咬合の原因にもなります。かじられないようにケージの側面を板などで覆いましょう。

深夜にこれをされると、飼い主のストレスになります。就寝前に遊んであげたり、夜ごはんの割合を多くするなどの工夫が必要です。人間がいることがわかっていると、この行動は激しくなります。見えないようにケージにカバーをかけるか、寝室とうさぎの部屋を別々にしましょう。

かまってほしい

足に頭を押し付けてきたり、足の上に手を乗せてきます。ごはんの要求か撫でて欲しいかのどちらかです。とりあえず撫でてみて反応が悪ければ、ごはんの催促かもしれません。

強く押し付ける場合は邪魔者扱いされているかもしれません。ケージや部屋にあるものをしつこく押している場合は、邪魔だから移動させたいという行為でしょう。

思春期の行動

うさぎの思春期は生後3ヶ月から5ヶ月にかけて起こると言われています。急に性格が変わったと感じたら思春期に突入した合図かもしれません。

全体的に、落ち着きがなく怒りやすくなる感じです。「ブゥブゥと鳴く」「足ダンをする」「ケージを頻繁にかじる」「抱っこをすると暴れる」「噛みつく」「スプレー行為」「マウンティング行為」などです。

これらはオス・メス関係なく見られます。ひなたもほとんどの行為が該当する感じでした。元気なのでよいことなのですが、噛まれたり引っかかれたりと腕や足にキズが絶えなかった記憶があります。この時期に弱気な対応をしていると、上下関係が逆転してしまうかもしれません。駄目なことは駄目としっかり叱るようにしましょう。

本能的な行動

あごをすりつける

なわばりや所有権を主張する行為です。あごの下にある臭腺のニオイを付けてなわばりを主張します。人間にする場合は、うさぎより下に見られている可能性があります。上下関係に注意して人間が上であることを教えましょう。

人間があごをうさぎの頭に乗せ返すと、立場を教えることができるという意見もありますが、萎縮してしまうのでしないほうがよいという意見もあります。

おしっこを撒き散らす

オス特有のいわゆる「スプレー」という行為です。おしっこを壁や家具などにまき散らして自分のなわばりを主張します。稀にメスにも見られるようです。確実ではありませんが、去勢することで治まることが多いようです。

穴掘り(ホリホリ)

アナウサギの習性の名残です。あまりにも無心な姿に少し怖くなるかもしれませんが、習性なので気にしても仕方がありません。床や壁が傷つくのを防ぐ場合は、カーペットを敷き詰めたり壁をフェンスで覆います。布切れも穴掘りの対象なので、洋服や布団などをうっかり置いておくとひどい目に合います。習性なので止めさせることはできません。

かじる

噛めるものは何でも噛みます。とくに繊維質を含む木(柱や家具)や本、紙などは大好物です。本能的な行動なので止めさせることはできません。噛まれて困るものは置かないようにして、壁や家具にはカバーをしましょう。小さいものだとうっかり飲み込んでしまうので大変なことになります。


NOTE ここに書いてある内容は、私とひなたとの経験と書籍等で調べた内容です。うさぎの性格は十人十色なので、あくまでも参考程度にして下さい。

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