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うさぎとのおでかけとお留守番

うさぎと外で遊ぶ

公園などでうさぎと一緒に遊ぶことを「うさんぽ」と呼びます。ただ、犬のようにリードを付けて一緒に歩くという感じではありません。

一日に一回しっかりと部屋の中で遊ばせていれば、あえて外に連れて行く必要はありません。理想的には、一軒家の広い庭を整備してそこで自由に遊ばせることですが、なかなか贅沢な話です。

外で遊ぶことはリスクがあります。犬や猫、カラスなどの他の動物に襲われる(襲われなくても恐怖感によるストレスはあるでしょう)可能性や、病原菌や寄生虫に感染する可能性もあります。危険な野草やゴミなど何を口にするかわかりません。普段は大人しい子でも、環境が変化すればどのような行動を起こすかわかりません。子どもの大声や犬の鳴き声など、突然大きな音がすれば逃げ出すこともあるでしょう。

それでも外で遊ばせたいと思うのであれば、以下の条件を満たす場所にしましょう。

  • 犬や猫などうさぎに危害を加えそうな動物がいない
  • 土や草で覆われ、足の裏に負担がかからないこと
  • 大きな音のしない、車の通らない静かな場所
  • 農薬や除草剤が撒かれていない
  • 休憩のための日陰がある
  • 不妊手術を受けていなければ、他のうさぎに注意する

水とエサ、水分補給用の野菜を用意します。しっかりとハーネスとリードを付ける必要があります。何度か自宅で練習するのがよいと思います。何かの拍子に逃げてしまう(逃げる気がなくても)ことを考えれば、サークルを用意するべきです。家に帰ってきたらシャンプーやブラッシングで汚れを落としましょう。

夏や冬のうさんぽは、うさぎの負担となるので厳禁です。

ひなたのうさんぽ

ひなたも一度だけ公園に連れて行きました。が、楽しむどころの話ではありませんでした。そもそも車での移動が嫌いなので、キャリーケースの中でビクビクと鼻水を垂らしていました。公園に到着していざ外に出してみると、軽くパニックを起こして突然走り出しました。今生の別れを感じましたが、リードをつけていたので無事でした。

その後は普段は絶対にしないのに、私の膝でブルブルと震えていました。無理をするのはよくないと思いすぐに帰りました。それ以来うさんぽは試していません。たまに外で遊ばせてあげたいなと思いますが、それが幸せなことなのかはわかりません。

それでも、天気がよくてポカポカしていれば、外で遊ばせてあげたいと今でも思います。

うさぎのお留守番

お留守番が必要になることもあります。できれば家族や知人に世話をお願いするのが最善です。しかし、なかなか難しいこともあります。子うさぎは体調を突然崩すこともあるので、長いお留守番は避けましょう。

大人のうさぎであれば、一泊二日程度のお留守番は大丈夫です。注意するポイントはごはんと室温です。室温についてはエアコンを利用して適温を保つようにします。夏場であれば停電の可能性を考えて、エアコンが止まっても涼しさを保てる部屋に移動させましょう。暑さに弱いうさぎにとって夏場のお留守番は注意が必要です。

牧草をたっぷりと用意します。食べものがなくなると危険なので、お留守番の時だけはペレットをたくさん入れておきましょう。水は食べもの以上に重要です。給水ボトルが壊れないとも限りません。違う種類(できれば違うメーカー)を追加して2本にするなど、不測の事態を考慮しましょう。

一泊二日以上になるのであれば、ペットホテルの利用を検討します。ただ、犬や猫を預かるペットホテルは多くても、うさぎとなると見つけにくいものです。いざという時のために、近くにあるペットホテルを探しておきましょう。環境が変わるため少なからずストレスとなるので、うさぎに慣れているペットホテルがよいでしょう。ペットショップがペットホテルを兼ねていることも多いです。

ひなたのお留守番

ひなたが大きくなった頃に家族と一泊二日の旅行に行きました。気温の安定していた季節だったので、ごはんと水(予備も)をたっぷりと用意し、準備万端で出かけました。どの書籍を読んでも「1泊程度ならお留守番は大丈夫」と書いてありました。大丈夫かなと心配しつつ旅行から帰ると、おもいっきりケージで暴れていて、水の容器もひっくり返していました。それからは長いお留守番は避けるようにしています。長期に家を空けるときは連れて行くようになりました。

うさぎの長距離移動

うさぎにとって長距離移動はかなりのストレスです。移動の嫌いな子はキャリーケースの中で震えていたり、鼻水やヨダレを出してしまうこともあります。鼻水やヨダレは極度の緊張を示しているので、できるだけ撫でたり声をかけたりして、緊張を解してあげましょう。

移動時はキャリーケースを利用します。公共交通機関であればうさぎを乗せてもよいか、事前に確認しておきましょう。別料金が発生することもあります。混雑する時間帯はケースが揺れてしまうので避けましょう。個人的には飛行機の貨物室は避けるべきだと思います。客室と同じ気温とされていますが、それは貨物室への搬入が終わり扉が閉じた後のことです。それまでは外気にさらされるので、暑さや寒さで体調を悪くする可能性があります。

自動車で移動する時はエアコンで車内温度を調整しましょう。うさぎを置いて車を離れる時は注意が必要です。夏場であればすぐに車内が高温になってしまいます、うっかりは許されないので、車から離れるのであればエアコン(エンジン)をつけたままにしましょう。

移動の際は水分の多い野菜を用意しましょう。給水ボトルでも振動で水がこぼれることがあるので、野菜があると安心です。また、給水ボトルが使えない子のためにも、水分の多い野菜は必需品です。野菜である程度の水分を確保できますが、それでも定期的に駐車して水を与えるようにしましょう。こういう時のためにも普段から野菜に慣れさせておくことが必要です。

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