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日常的なお手入れ | ブラッシング 爪切り

うさぎは一年の半分は換毛期です。毛を飲み込ませないためにも定期的なブラッシングを心がけましょう。ブラッシングをしているとあまりの抜け毛の多さに、もう一匹ひなたのぬいぐるみが作れるなぁ、と思うこともあります。

うさぎのブラッシング

うさぎは換毛期は春と秋と言われていますが、室内で飼われているうさぎの換毛期は様々です。室内なので気温の変化が少ないことが理由ですが、年中換毛期の子もいれば、換毛期の少ない子もいます。抜け毛をそのままにしておくと、毛づくろいの時に飲み込んでしまいます。うさぎは飲み込んだものを吐き出すことができないので、多くの毛を飲み込むと毛球症やうっ滞となってしまいます。換毛期でなくてもこまめなブラッシングを心がけましょう。

少しの毛であれば、胃腸の正常な働きでフンと一緒に排出されるので問題ありません。あくまでも、大量に飲み込んだ場合、胃腸の働きが弱い場合、この2つが重なるとお腹に毛が溜まってしまいます。いつもより明らかにフンが少なく、苦しそうにしていたら病院に連れて行きましょう。

長毛種は毛球症になりやすいので、こまめなブラッシングが必要です。短毛種であれば週に1回でも十分ですが、換毛期など抜け毛が多いと感じればその都度対応しましょう。

アレルギーに注意

うさぎの毛は軽くあちこちに飛びます。アレルギーのある人はマスクやゴーグルをするなど注意が必要です。ブラッシングを終えたら、部屋に掃除機をかけておきましょう。私は動物上皮アレルギーなので、ひなたをブラッシングすると、顔が痒くなったり目が真っ赤に腫れてしまいます。イネ科アレルギーもあるのでちょっと大変です。

霧吹きでうさぎの毛に水をなじませておくと、ブラッシングの時に毛が飛び散りません。

ブラシの種類

ブラッシングの道具は色々あります。短毛種用や長毛種用のブラシ、抜け毛を取るためのブラシ、と用途のより様々です。うさぎ用にこだわる必要はありません。犬猫用をうさぎ用として販売しているお店も普通にあります。飼い主とうさぎにとって使い勝手のよいブラシを選びましょう。

獣毛ブラシ
両目グシ(コーム)
ラバーブラシ
スリッカーブラシ

YouTubeで探してみる

動画が分かりやすいと思います。

ひなたはこんなに大人しくありませんが・・・

ブラッシング方法

獣毛ブラシ、コーム、ラバーブラシ、スリッカーブラシ、ハサミを利用します。全てを必要とするわけではないので、1つずつ試しあなたとうさぎに合った道具を探しましょう。

基本的なブラッシングは以下のようになります。

  • 1.毛が飛び散るので、顔を除く全体に霧吹きで水を吹きかけます。吹きかけたら手で全体的になじませます。ハンドグルーミングと呼ばれ、短毛種であればこれだけでも十分に毛を取り除くことができます。
  • 2.獣毛ブラシでマッサージをしながら、毛の流れに沿ってブラッシングします。
  • 3.ラバーブラシで抜け毛を取ります。毛の流れに沿って背中からお尻、そして、お尻から背中へブラッシングします。痛がるようなら無理をしないようにしましょう。
  • 4.お尻の部分はおしっこやフンで絡まりやすいので、コームで丁寧にほぐします。残った毛はスリッカーブラシで取り除きます。
  • 5.全体的に残った毛をスリッカーブラシで取り除きます。スリッカーブラシを皮ふに当てないように注意します。

長毛種の場合は、最初にドライヤーで抜け毛をある程度飛ばすと楽になります。ラバーブラシは使わずに、絡んだ毛をコームでほぐしつつスリッカーブラシで取り除きます。短毛種と比較すると難易度が高いといわれています。最初はペットショップにお願いして、徐々に慣れていくとよいようです。

ブラッシングは必ず低い位置で行いましょう。何かの拍子で膝から落ちる可能性があります。また、毛玉は無理にほぐすと痛がるので無理をせずにハサミでカットします。ハサミを使うときは、ケガを防ぐために刃先の丸いタイプを利用します。

こういう方法もある程度に考えて下さい。色々と調べましたがコレが正解というものはありません。うさぎが気持ちよく、あなたのやりやすい方法が一番です。

うさぎの爪切り

長すぎる爪はケージのすき間やカーペットに引っ掛けやすくなり、ケガの原因となります。また、人間を傷つける原因にもなります。定期的に長さをチェックして伸びているようなら切りましょう。

最初は難しいと思いますが、徐々に慣れるでしょう。どうしても難しい場合は、ペットショップや動物病院でも対応してくれます。伸びるのが早い子なら毎月の作業となるので、飼い主が慣れておくべきでしょう。

器用な人であれば人間用の爪切りでも問題ありませんが、切る場所を決めにくく爪が太くなると切りにくくなります。初めてであればペット用の爪切りを購入しましょう。うさぎ用でなくても大丈夫です。よく切れる爪切りがおすすめです。切れ味の悪い爪切りは切った時に手足に衝撃があるので嫌がります。

最も注意すべきは爪の中を通る血管です。明るい場所で血管を透かして確認しながら作業をしましょう。慌てないように、確実に血管がないことを確認してから切ります。年をとると血管が見えにくくなるので難しくなるかもしれません。

コツは切りやすい角度に体を固定する事と、毛で隠れないように指先をつまんで爪を出す事です。前足の爪は五本、後ろ足の爪は四本と覚えておきましょう。たまに忘れて「あれ?全部切ったかな?」となります。

もし明るい日中に爪切りができない場合は、懐中電灯や電気スタンドを使って血管を確認しましょう。うっかり血管を切ってしまっても慌てずに、しばらくすると血は止まります。ペット用の止血剤があればそれを利用します。どうしても血が止まらない場合は病院へ連れて行きましょう。

なわばりの外に出ると緊張のため大人しくなる習性があります。暴れる場合は、いつもと違う部屋で作業すると大人しくなるかもしれません。爪切りをストレスと感じる子なら、終わった後にご褒美をあげましょう。

ひなたは爪切りを嫌がるので、家族と二人がかりで切っています。ひとりは抱っこ、もう一人がカットです。一人でもできるのですが、時間がかかってしまいます。

爪切り用ライト
ペンライト

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