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しつけの前に – 抱っこの方法

うさぎの性格は品種によりある程度の傾向が決まると言われています。といっても個体差が大きいので、最初から人懐っこい抱っこ好きのうさぎもいれば、人間に構われるのが嫌いな警戒心の塊のようなうさぎもいます。性格は様々ですが、あなたが愛情をそそげばそれに応えてくれる賢さをもっています。

とにかく体に触れることは、しつけにもコミュニケーションにも大切な一歩となります。抱っこができないと動物病院での診察や治療の時に苦労します。

抱っこが嫌いな子でも撫でられるのは大好きな子もいます。まずは頭や背中を撫でることから始めましょう。

触られるのが好きな場所と嫌いな場所

好きな場所
一般的には頭と背中だけです。人間の爪が伸びていると危ないので、長いようなら触る前に切りましょう。
頭(おでこ周辺)
うさぎから寄ってきて「なでて!」と催促するほど好きです。おでこだけでなく鼻筋や耳の付け根なども好きです。優しくなでてあげましょう。満足すると(飽きると)ケージに帰ります。
背中
頭と同じくらい背中を撫でられるのが好きなようです。ひなたは好きでも嫌いでもなさそうです。
嫌いな場所
残念ながらほとんどの場所を嫌がります。不機嫌になる子もいるので、あまり触らないようにしましょう。
お尻としっぽ
触られるのが嫌いな場所です。思春期のうさぎなら噛み付かれることも。ひなたも昔は嫌がっていましたが、歳を取るにつれて反応しなくなりました。好きでも嫌いでもなく、今は触り放題です。
繊細な器官なのであまり触らないようにしましょう。絶対に強く握ってはいけません。ひなたの場合、耳先を優しく撫でるのは大丈夫のようです。
胸とお腹
圧迫されると苦しさで嫌がるので、強く触ってはいけません。胸は呼吸に影響するので抱っこの時には注意しましょう。
絶対に足だけを握ってはいけません。嫌がって足を動かしたはずみに骨折などケガをする可能性があります。また、うさぎの爪で人間がケガをすることもあります。抱っこの時はおしりと一緒に足を抱えると安定します。

抱っこをマスターしましょう

爪を切るにも、ブラッシングをするにも、何をするにも抱っこが基本です。

うさぎの性格にもよりますが、基本的には抱っこが嫌いと思っておきましょう。とくに高い位置での抱っこや不安定な抱っこはうさぎが怖がるので止めましょう。腕の中でうさぎが暴れてしまうような抱っこの仕方は、落下の危険性もあり骨折の原因にもなります。

抱っこの基本は腰とおしりをしっかりと支えることです。不安定な状態を嫌がるので足も一緒に、下半身を包むように抱えてあげましょう。もう片方の手で胸やお腹を圧迫しないように、前足と後ろ足の間を支えます。高いところを怖がるので、慣れるまでは床に座り低い場所で練習しましょう。

注意するポイントは、嫌がって暴れても離さないことです。ケガをしそうなほど暴れるときは別ですが、少し暴れた程度で放してしまうと「暴れたら放してもらえる」と学習してしまい、抱っこをする度に暴れるようになってしまいます。嫌すぎておしっこをする子もいます。最初が肝心なので、残念なクセがつかないように頑張りましょう。

抱っこがうまくできたらご褒美としておやつを与えるのも効果的です。抱っこされるとよいことがあると思わせましょう。

YouTube

言葉で説明しても分かりにくいので、いくつかの動画を紹介します。他にもあるので探してみてはいかがでしょうか。これらは参考程度にして、あなたが持ちやすくうさぎも嫌がっていなければ、それでよいと思います。

こんなに大人しくないですよ・・・

ひなたの抱っこ事情

上の説明は私とひなたの経験も含まれています。ひなたはびっくりするほど抱っこが嫌いです。胸に抱えると「放せ〜(怒)」と洋服をバリバリします。仰向けにすると大人しくなるので、お手入れで困ることはないのですが・・・

抱っこが嫌いな割には「おやつを下さい!」と自分から膝に乗ってきます。わがままに育ちました。

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