スポンサーリンク

しつけを始めましょう

意外かもしれませんが、うさぎはしつけることができます。あなたの育て方次第でお利口な子にもなり、わがままな子にもなります。

しつけができるといっても、できることは限られます。犬のような期待はしてはいけません。

しつけの基本

名前を教えましょう

名前を呼べば寄ってくるようにしつけます。名前を呼ばれたら良いことがあると覚えさせることがポイントです。名前に反応したら撫でてあげたり、ご褒美としておやつを与えてもよいでしょう。

最も一般的な方法は、おやつを効果的に使うことです。近い距離から名前を呼び始めて、「寄ってきたらおやつをあげる」「徐々に距離を延ばす」を繰り返します。最初はおやつ目的ですが、慣れてくるとおやつを与えなくても近づいてくるようになります。

とにかく褒めましょう

うまくできたら声をかけて褒めてあげましょう。声をかけながら優しく撫でたり、ご褒美をあげて、よいことをすると嬉しいことが起こることを覚えさせます。

ご褒美のおやつを与えすぎると、何もせずに貰えると勘違いするので注意が必要です。

叱りましょう

悪いことをしたら叱りましょう。正しく叱ればちゃんと理解してくれます。ただし、絶対に名前を呼んで叱ってはいけません。うさぎの頭の中で名前と叱られることが一緒になってしまい、名前を嫌いになってしまいます。当然ですが、体を叩くなどの体罰は厳禁です。

叱るときは、手を叩いたり、新聞や雑誌等で床を叩いて大きめの音を出す方法が一般的です。霧吹きで鼻先に水を軽く噴きかけるのも効果的と言われています。叱るタイミングは、粗相をした直後でなければ意味がありません。例えば、ふとカーペットのおしっこに気づいてから叱ったとしても、過去のことなのでうさぎはなぜ怒られているかを理解できません。

「穴掘り」や「かじる」といった本能的な行動については、止めようがないので叱っても意味がありません。しつけは難しいので叱らないようにしましょう。

トイレのしつけ

ペット用うさぎのルーツである野生のアナウサギは、決まった場所をトイレとする習性があります。その習性はペットのうさぎも変わらないので、トイレのしつけは難しくないと言われています。ただし、うさぎの性格はそれぞれ大きく違うので、すぐに覚える子もいれば、なかなか覚えない子もいるでしょう。

すべてのうさぎがトイレを完璧に覚えるわけではありません。トイレのしつけで困っている飼い主さんは多くいます。できないからといって叱ってはいけません。トイレでなくても、ケージの中でするだけでも御の字という気持ちでいてください。部屋のあちこちでされるより十分に助かります。

置き場所を考える

うさぎは安心できる場所をトイレとして好み、落ち着けなければおしっこができません。一般的には、ケージの隅(壁側)に置くとよいとされています。人間が場所を決めるのではなくうさぎが場所を決めると考えて、様子を見ながら場所を決めると早く慣れるかもしれません。うまく誘導してあげましょう。

ニオイを常に残す

トイレ以外の場所でおしっこやフンをしたら、それをトイレに入れておきます。おしっこであればティッシュで拭きとり、それを入れておきましょう。自分の排泄物のニオイでそこをトイレと認識するので、うさぎが覚えるまでひたすら繰り返しましょう。

しつけの終わらない段階では、ニオイが消えるほどピカピカにトイレを洗うのはやめましょう。

他の場所のニオイを消す

ニオイで判断するので、トイレ以外の場所におしっこやフンのニオイがあると、そこをトイレと認識します。トイレ以外のおしっこやフンはすぐに取り去り、ニオイが残らないように掃除をしましょう。

尿意を感じたらトイレへ運ぶ

うさぎの行動に慣れてくると、おしっこをしそうな雰囲気がわかるようになります。例えば、しっぽが「ぴっ」とあがります。気づいたらすぐにトイレに置くようにします。トイレでおしっこをするように習慣をつけてあげましょう。

ケージの入り口を閉めない

しつけがうまくいくと、部屋で遊ばせていてもおしっこが出そうになれば、ケージに帰りそこのトイレでおしっこをするようになります。ただし、ケージに帰ったからといって入り口を閉めてしまうと、おしっこに帰ると閉じ込められると学習してしまいます。すぐにケージの入り口を閉めないようにしましょう。

トイレを変えてみる

トイレを覚えない原因はトイレ自体にもあります。うさぎは安定した足場を好みます。不安定であったり足の裏が痛いトイレではおしっこをしてくれません。しつけを諦める前に、いくつかのトイレを試してみることをおすすめします。似たようなものであれば、うさぎ用にこだわる必要がありません。

褒めて怒らない

しつけの基本です。うまくトイレができたら撫でて褒めてあげましょう。

うさぎは賢い動物ではありますが、トイレ以外でおしっこをしたからと叱っても、叱られている理由を理解できません。基本的にはトイレと決めた場所におしっこをする動物なので、何か理由があるかもしれません。もしかしたら昨日のおしっこのニオイが残っていることも考えられます。理由をよく考えてみましょう。

ひなたのトイレ事情

ひなたは何かのキッカケでトイレでおしっこをしなくなりました。おそらく体の大きさとトイレの大きさが合わなくなったことが原因だと思います。大きめのトイレを購入して試していますが、なかなかうまくいきません。それでも、ケージの中でしてくれるので、そこまで困らないのですが・・・

慣れたトイレを途中で新しいものに換えるのは難しいように思うので、最初から大きめのトイレにしておくとよいと思います。

スポンサーリンク