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健康的なうさぎを選ぶ

健康的なうさぎを選ぶために、いくつか確認するポイントがあります。

こういう内容を書くのはうさぎを選別しているような感じがするので好きではありません。体の弱そうな子だとしても、その子に惹かれてしまったらお迎えせずにはいられないかもしれません。ただ、健康な子と比べれば、より多くの時間と世話が必要となります。動物の治療費は高額なので、維持費を考えると二の足を踏むかもしれません。うさぎは弱い動物です。どれだけ頑張っても長生きできないかもしれません。うさぎを選ぶときはよく考えて下さい。

ひなたも最初から足の裏の毛が薄くすでにソアホックの症状がありましたが、とても健康体で今でも元気に走り回っています。少し気になるところがあっても、それを上回る良さがあればその子を選んで可愛がって下さい。うさぎとの出会いは一期一会です。

体をよく見る

一番大事なことは「きれいに見える」ではなく「元気に見える」ことです。うさぎは何かしら不調があると、食欲がなくなり元気もなくなります。ショーケースに手をかざして寄ってきたり逃げたりするような子は元気といえます。何も反応がない場合は元気が無いのかもしれません(あなたに全く興味がないのかも)。

それでも体がキレイで清潔であることは最低条件です。うさぎは健康体であればほとんど臭いません。人によっては良いニオイに感じるでしょう。これらはうさぎそのものの条件でもありますが、そのペットショップがどれだけうさぎを丁寧に飼育しているかの判断基準になります。

何かおかしいなと感じたら、店員さんに聞いてみましょう。回答に困るようなら、そのペットショップは候補から外したほうがよいかもしれません。

部位確認するポイント
目がしっかりと開き、キレイで濁っていない。目ヤニが付いていない。涙が出ていない。その時に涙が出ていなくても、目の下の毛が抜けているようだと普段から涙が出ている可能性があります。
口と歯 ヨダレが出ていない(口の周りが汚れていない)。前歯のかみ合わせが正常である。歯の噛みあわせ等を原因とする不正咬合がありますが、確認するのは獣医師でないと難しいでしょう。
耳の中がきれい。嫌なニオイがしない。垂れ耳の子は特に注意します。
鼻水が出ていない。鼻水で汚れた跡(毛が固まる)がない。鼻が詰まっていると鼻が鳴ることもあります。
毛並みがきれいで一部が大きく抜けているようなことがない。皮膚にケガがない。
お尻とお腹 フンやおしっこで汚れいていない。軽く汚れているのは普通です。ここでの汚れは下痢で汚れていないかです。初めてなら分かりにくいポイントですが、大粒のフンが出ていることをも確認して下さい。他のうさぎと比較してもよいと思います。
足の裏がきれいで、しっかりと毛が生えている。おしっこやフンを踏んでしまうのは普通なので、ひどく汚れていなければ問題ありません。歩き方がおかしかったり、足を引きずっていると開張肢である可能性もあります。後ろ足に多く発症して、足が外側に開き歩行が困難になります。原因は遺伝的なものとされ、生後数ヶ月で症状が出てくるので、子うさぎの段階では気づきにくいようです。

年齢を確認する

子うさぎは、生後6週目までは母乳を中心として育つ必要があります。それ以前にペットショップに並んでいる子うさぎがいますが、そういった店では購入しないようにしましょう。問題のないペットショップであれば、誕生日や生後からの期間(いつペットショップに来たか)が表示されているはずです。不明な点があれば店員さんに確認しましょう。

子うさぎは生後3週目ごろから、牧草などの普通のエサを少しずつ食べ始めますが、それでも6週目ごろまでは母乳中心の生活となります。この母乳には成長に欠かせない重要な栄養素やさまざまな病気への抗体が含まれており、乳離れ以降の成長に大きな影響を与えると言われています。また、腸内細菌の育成にも重要であり、早い時期に母親から離されるとお腹の弱い子になる可能性もあります。早くても体やお腹の安定する生後8週間程度を目安にしましょう。あまりにも早く母親から離された子うさぎは体調を崩しやすいと言われています。

これらのことから、あまりにも早くペットショップに連れてきた子うさぎは、病気にかかりやすい可能性があります。また、神経質なうさぎであれば大きなストレスを抱えている可能性もあります。生後8週を目安にそれまで母親のもとで育っていたかを確認しましょう。

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