うさぎのからだの特徴
うさぎのからだの特徴を確認しましょう。
- 耳
- 最もよく動く器官です。少しの音にも反応して、音の方に耳を向け警戒します。血管が集中しており、体温調整が行われます。耳をつかんでいるイラストを未だに見かけますが、繊細な器官なので絶対につかんではいけません。
- 目
- 草食動物らしく、ほぼ全周囲を見渡すことができます。片目で190度の視野とも、左右合わせて330度とも言われますが、視力はあまりよくないようです。夜行性なので薄暗くても見えています。後ろからそーっと近づいても気づかれます。
- 鼻
- よく動き、目の前にある興味あるものをかぎます。新しいエサを与えると食べられるかどうかをニオイで判断しています。ひなたの場合、怒ったりストレスを感じると鼻が開きっぱなしになります。
- 足
- 爪の数は、前足が5本、後ろ足が4本です。これを忘れていると爪切りの時一瞬あれ?っと悩みます。犬や猫のように肉球がなく、足の裏の弱い動物です。生えている毛だけがクッションとなるので、ケージ内や部屋の足場には注意が必要です。後ろ足は筋肉質で驚くほど俊敏に動き、機嫌がよいと大ジャンプをします。また、機嫌が悪いと足ダンをします。前足では顔を洗うような行為や、穴を掘る行為を見せます。
- 体毛
- 種類により、短毛種、長毛種、チリチリした毛やベルベットのような毛など様々です。年中毛が抜けるので毛球症を防ぐための定期的なブラッシングが必要です。
- 歯
- 前歯が特徴的ですが、奥にもちゃんと歯はあります。牧草を前歯(切歯 – せっし)で細かく切って、奥の臼歯(きゅうし)ですりつぶして食べます。うさぎの歯は一生伸び続けますが、牧草などを食べることで削っています。1年に10cm程度伸びると言われています。前歯は非常に鋭いので軽く噛まれても痛く、甘咬みなのか本気なのか分かりません。
- 口
- あくび以外は大きく開くことはありません。定期的に前歯が正しく揃っているかを確認します。奥歯の確認は難しいので動物病院でお願いしましょう。あくびの瞬間を撮影できると嬉しくなります。
- ヒゲ
- 口の周りにある長いヒゲ(感覚毛)は、目の前にあるものを探るときのセンサーの役割があります。繊細な器官なので絶対に引っ張ってはいけません。生え変わるので自然に抜けます。
- 乳首
- メスなら対となった4〜5の乳首があります。オスにも小さな乳首があります。
- あご
- 大人のメスならプニプニのお肉が付いていて、冬になるとマフラーのような毛が首の周りに生えてきます。
- しっぽ
- 短いしっぽですが、感情豊かによく動きます。品種にもよりますが、隠れてしまいあまり見えないうさぎもいます。いきなりピンと上がったときは、おしっこかもしれません。
- 骨
- 細く丈夫ではありません。無理に抱っこをすると暴れた反動で骨折するとう話もあります。あまり慎重になる必要はありませんが、骨の弱い動物だと常に意識してください。無理に足だけを持つのは厳禁です。