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最も基本的な食べものになります。うさぎの食べる牧草には主にマメ科とイネ科の2種類があります。
うさぎが生涯最も多く食べることになる牧草です。うさぎには関係ありませんが、イネ科のアレルギー(花粉症など)を持つ人は注意が必要です。
チモシーが一般的です。他には、オーチャードグラス、オーツヘイ、イタリアンライグラス、メドーフェスク、クレイングラス、バミューダグラス、トールフェスク、スーダングラス、プレイリーグラス、ジョンソングラス、などもあります。
入手性の高いチモシーを基本として、他の種類はおやつとしてあげるのもいいかもしれません。一般的にはチモシーですが、どうしても苦手なら別の種類にしてもいいでしょう。お店によっては少量のお試しパックがあります。
一般的にアルファルファと呼ばれています。チモシーと比較して、高タンパク質、高カルシウム、高カロリーなので、成長期の子うさぎのごはんに適しています。
成長期を終えたうさぎには、肥満のもとになり、カルシウム過多による尿石症(尿路結石症)などの原因となるので控えます。嗜好性の高い牧草なので、チモシーになかなか移行できないこともあります。チモシーへの移行をスムーズにするなら、チモシーとアルファルファを混ぜながら与えるとよいでしょう。
牧草には、1番刈り、2番刈り、3番刈りといった分類があります。1番刈りはその名の通り、春から夏にかけて最初に刈り取られた牧草のことです。2番刈りは、1番刈りの後、夏から空きにかけて成長したもの、3番刈りは、2番刈りのあとに成長したものです。
それぞれ特徴があり、刈り取り回数が少ないほど栄養価が高く葉や茎が硬い、刈り取り回数が多いほど栄養価が下がり葉の部分が多くなり柔らかくなります。3番刈りは床材として利用されることもあります。うさぎが好むタイプを与えればよいと思いますが、季節によっては手にはいらない物もあります。食事のバリエーションを増やすために、交互に与えるとよいかもしれません。
歯の健康のためには硬い1番刈りがよいとされていますが。好まないうさぎもいます。ひなたも一番刈りは好きではないようです。
管理コストや輸入コストを下げるために、乾燥させた牧草を圧縮したものです。圧縮しているといっても、圧縮率が低いので茎や葉が痛むほどではなく、ほとんど自然に近い状態が保たれています。
シングルプレスより圧縮率を高めています。さらに半分程度の長さにカットされることもあります。葉や茎がつぶれるため、粉が出やすくなります。つぶされる副産物として香りが高まり、嗜好性が高くなります。
生牧草(生チモシー)というものもあります。栄養面で優れていますが、干し草と比べると高いので手に入れば贅沢な嗜好品(おやつ)として与えるのがよいと思います。収穫時期が限られているためいつでも手に入るわけでもなく、冷蔵庫での保存になりますが、そこまで長持ちしません。水分があるので大量に与えると下痢をする可能性があるので注意です。
簡単な牧草の選び方を紹介します。袋に入っているのでその場での確認は難しいかもしれませんが、せめて製造日を確認して新しいものを選ぶようにしましょう。同じ製品であっても工業製品ではないので、天候などに影響され常に一定の品質が保たれるわけではありません。お店によってはしっかりと状態を明記しているところもあります。
日の当たらない涼しい場所に保管します。開封後は、密閉できる容器に移し替え、乾燥剤をいれて保管するという書籍もありますが、毎日しっかり食べる子であれば長期間保存することもないので、しっかりと袋を閉じてあげるだけでも十分だと思います。生牧草については、冷蔵庫に保存して早めに食べさせるようにしましょう。
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