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うさぎが最も長く過ごす場所なので、快適なケージを用意してあげて下さい。うさぎは不安定な場所を嫌うので、しっかりとした作りのケージを選びましょう。
うさぎがペットとして認知されてきたのはごく最近です。そのためメーカーも手探りでうさぎ用の商品をリリースしているような感じがしています。中にはうさぎのことを全く知らない人が作っているようなものもあり、犬や猫とと比較すると過渡期であることを感じます。
うさぎ用(小動物用を含む)のケージ販売で大手と思うのは以下の6社でしょうか。うさぎのしっぽについては、メーカーとの共同開発となっています。構造もサイズも似ているので、おそらくKAWAIのうさぎのしっぽカスタムだと思います。
基本的な構造はどのメーカでも同じです。大きな違いは床のすのこにあり、プラスチック製、木製、金属製の3種類となります。
多機能なものであればケージの底がトレイになっており、引き出して掃除ができるので楽です。また、キャスター付きケージもありますが、個人的には移動させる機会は年に数回なのであまり必要性を感じません。キャスターが付くことでケージが不安定にならないかを確認しましょう。
うしろ足を床に叩きつける「足ダン(スタンピング)」という行為がありますが、あまりにも床が固いとケガの原因となります。うさぎの足裏は強くないので、適切な床材でなければびらん(ソアホック)等の原因となります。床材についてはケージの床材を考える をご覧ください。
うさぎ目線で検討して下さい。トイレや食器を置いても十分な広さがあるか、成長後も十分な広さがありそうか、などです。部屋の広さとの兼ね合いになりますが、うさぎは広くて困ることはありません。最低でも前足と後ろ足の両方を十二分に伸ばせる広さは必要です。高さはうさぎが立ち上がっても十分に余裕のあるものを選びます。購入するときは何も入っていないため広く感じても、そこにトイレやごはん用の食器や箱が入ると思った以上に狭くなります。狭いほどフンやおしっこを避けにくいので体が汚れやすくなります。成長後の大きさを想定して余裕のあるサイズを選びましょう。
小さなケージのメリットを無理やり考えると、車の座席に乗せられるので外出の際、飼育環境をそのまま移動できる。そして、キャリーケースが不要になる。と、あまりよい理由ではありません。
うさぎは不安定な足場を嫌います。すのことケージを触ってガタツキがなく安定しているかを確認して下さい。ケージがガタつく場合、うさぎが動く度にカタカタと音がするので人間にもストレスとなります。うさぎは夜行性なので寝ている時に気になるかもしれません。一生の大半を過ごす場所となるので、できるだけ快適な環境としてあげて下さい。
市販のケージについて以前から思うことがあります。小さなうさぎにとっては、入り口が高すぎるということです。若い時はしっかり飛べるし足腰も弱くないので大丈夫かもしれませんが、出入りの様子を見ていると、たまにヒヤッとすることがありました。少しでも不安を感じるようであれば、入り口に足の滑りにくい素材で緩い階段を作ってあげましょう。キャスターが付いていれば移動は楽ですが、その分入り口も高くなります。
個人的には、左の写真のような入り口(スロープ)は足が滑るので意味が無く逆に危険な気がします。右のケージは以前使っていたものです。入り口が高いので、帰るときは飛び乗る、出るときは飛び降りるといった感じで出入りをしていました。
初めは市販のうさぎ用(または小動物用)ケージでよいと思います。しばらくして、それがうさぎにとって最善ではないと感じたら、自分でケージを作成する方法もあります。特に難しいことはありません。
我が家では狭くなったという理由でケージを交換しましたが、市販のうさぎ用ケージにはしませんでした。理由としては、うさぎ用である必要性を感じなかったこともありますが、あまり大きなサイズがなかったからです。また、以前から入り口が高いので年をとってから危険かなと感じていたこともあります。
写真のような汎用的なペット用ケージを購入して、そこに100円ショップで購入した底上げ用のラックとうさぎ用プラスチック製すのこを敷いています。最初はプラスチックすのこだけにしていたのですが、高さがないためフンがたまりお尻が汚れてしまいました。市販のケージと比較して入り口に高さがないので、飛ばなくても歩いてケージに出入りできます。
古いケージは車での長距離移動のときにちょうど後部座席に収まるので、捨てずにとってあります。別の部屋に置いてあるのですが、たまに別荘のような感じでそこで寝ています。やっぱり育ったケージが落ち着くのかなと思い、最初から大きなケージにしておけばと少し後悔しています。
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